第1回に引き続き、今回は第2回です！
私は中華系マレーシア人と結婚していたので、ご紹介する内容は非イスラム教徒であるマレーシア人との婚姻手続きについてになります。
また、マレーシア国内での婚姻手続き方法になります。
マレーシア人（非イスラム教徒）との婚姻手続き内容の詳細や注意点を、実体験を基にご紹介します（全3回）。
是非、最後までお付き合いください！
この記事は、このような方におすすめ！
- 非イスラム教徒のマレーシア人と将来結婚を考えている方や結婚予定の方
- マレーシア国内での婚姻手続き方法を知りたい方
2018～2019年に手続きした内容を基に、本記事を作成しています。
実際にお手続きされる場合、関係部署等の指示に従いましょう。
マレーシア国内での婚姻手続き -概要-
☆マレーシア国内で行う婚姻手続きの流れ☆
- ステップ1在マレーシア日本国大使館にて、日本人の結婚要件具備証明書と出生証明書の発行申請をする
- ステップ2プトラジャヤにあるJPN（国民登録所）とマレーシア連邦裁判所にて、マレーシア人の独身証明書を発行してもらう
- ステップ3在マレーシア日本国大使館にて、ステップ1の結婚要件具備証明書と出生証明書を受け取る
- ステップ4マレーシア外務省にて、日本人の結婚要件具備証明書と出生証明書に認証スタンプを捺してもらう
- ステップ5
- ステップ6
- ステップ7
- ステップ8JPN（国民登録所）にて結婚宣誓を行う
- 最終ステップ在マレーシア日本国大使館で、日本側の婚姻手続きを行う
この記事では、ステップ5～7をご紹介します。
婚姻手続き方法
ステップ5
プトラジャヤにあるJPN（国民登録所）にて、Letter of Marriage と婚姻申請書を入手します。
- 場所：Putrajaya（プトラジャヤ）にあるJPN
- 持ち物：マレーシア人のMyKad、マレーシア人の出生証明書、マレーシア人の独身証明書、日本人のパスポート、日本人の結婚要件具備証明書、日本人の出生証明書
- 所要日数：即日
- 費用 (当時)：RM0
Letter of Marriage の取得はスムーズでした。
Letter of Marriage は白い封筒の中に封された状態で受け取りました。
封を閉じたまま、ステップ7にてJPNに提出する必要があったので、Letter of Marriage がどんな書類か確認できません。
しかし婚姻申請書は、ただ必要事項を記入するだけではありません！
結婚する男女供に、マレー語のみで書かれた婚姻申請書の内容を理解する必要があります。
そのため、プロの翻訳家によって内容を翻訳してもらい、翻訳済みと証明するスタンプを翻訳家に捺してもらう必要があります。
英語版の婚姻申請書はありませんでした。
JPN職員が翻訳家を紹介してくれましたので、翻訳家を探す手間は省けました。
ステップ6
翻訳家に婚姻申請書の内容を翻訳してもらい、翻訳家のスタンプを婚姻申請書に捺してもらいます。
- 場所：翻訳家のオフィス
- 持ち物：婚姻申請書、マレーシア人のMyKad、日本人のパスポート
- 所要日数：即日
- 費用 (当時)：約RM90（翻訳家による）
JPN職員に薦められた翻訳家ということがあってか、国際結婚の婚姻手続きに詳しかったです。
私の場合、翻訳家は婚姻申請書の内容を口頭での説明のみだったので、書面の翻訳文はありませんでした。
ステップ7
マレーシア人の出生地のJPN（国民登録所）にて、Letter of Marriageや婚姻申請書等を提出し、結婚宣誓の予約をとります。
- 場所：マレーシア人の出生地のJPN
- 持ち物：マレーシア人のMyKad、マレーシア人の独身証明書、マレーシア人の出生証明書、日本人のパスポート、日本人の結婚要件具備証明書、日本人の出生証明書、翻訳家スタンプ付きのLetter of Marriage、婚姻申請書
- 費用 (当時)：RM0
この手続きをする時点で、マレーシアに7日間以上滞在している必要あり！
JPNにてLetter of Marriageと婚姻申請書を提出しますが、まだ婚姻成立ではありません！
提出日から最短21日後に婚姻成立可能になります。
まず、結婚する2人の顔写真付き婚姻申請書がJPN内に21日間掲示され、「この2人の結婚に異議がある人が出てくるか確認」します。
そして、Letter of Marriageと婚姻申請書提出から21日後～6か月以内に結婚宣誓を行い、晴れて婚姻成立となります。
異議を唱える人が出るのは稀なケースだそう。
申請書提出から最短で21日後に、結婚宣誓ができるようになります。
上述の最低21日間の婚姻不可期間を最短3～4日程に短縮する方法があります。
しかし、これは婚約者の妊娠等のやむを得ない事情に適応されるそうで、追加料金RM100（2019年時点）が発生するとのこと。
そして、マレーシア側における婚姻成立の最終段階となる、結婚宣誓の予約もします。
Letter of Marriageと婚姻申請書を提出する日に予約するか、宣誓日の1か月前までに予約します。
申請書提出日に結婚宣誓の予約をしない場合、本人確認のため結婚するカップルのどちらか or 2人で身分証明書と供にJPNに来館して予約する必要があるので、申請書提出日に予約するほうが手間が省けます。
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